レーベル:電撃文庫
著者:七菜なな
イラスト:Parum
自分の備忘録として。
青髪ショートヒロインが出るライトノベル。
おすすめに出て、あらすじ、パッケージで購入しました。
―あらすじ―
とある田舎の中学校で、ある男女が永遠の友情を誓い合った。1つの夢に向かい運命共同体となった二人の仲は――特に進展しないまま2年の歳月が過ぎる……!
未だに初恋がこない陽キャ女子・犬塚日葵と、花を愛する植物男子・夏目悠宇は、高校2年生になっても変わらず、二人だけの園芸部で平和に親友やっていた。
「悠宇が結婚できなかったら、アタシが責任取ってやんなきゃねー」「日葵がそれ口走ってから、おまえの兄さんが『義弟くん!』って呼んできて辛いんだけど」
ところが、悠宇が過去の初恋相手と再会したことで、突如二人の歯車が狂い出す!? 果たして恋を知った日葵は〈理想の友だち〉脱却なるか?
―感想―
普段ラノベを読まず、読むものはエロゲが多いのでそちら目線で感想を。
エロゲで言うところの、親友ポジションの子がメインヒロイン。
つまり、エロゲではメインヒロインになりにくい子。
エロゲのメインヒロインは世界の秘密や、大問題のきっかけだったりするので、こういった親友ポジションはスポットが当たりにくいのでしょう。
漫画とかのハーレムものでは負けヒロインになりやすいポジションですね。
ちなみに、この手のヒロインが大好きで、負ける姿を見たくないので基本的にラブコメ系の漫画やアニメは見れません。(エロゲは個別ルートがあるので)
そういったポジションの子が好きな人にはオススメできる内容でした。
ちなみに、2巻の発売が決まっているそうで、1巻中では恋人にはなりません。
個人的にはちょっと残念。
全体的にコメディ色が強いので、主人公とヒロインの間のすれ違いやギクシャクが苦手でも読めるのかなと。
私はそういうのが苦手なのでよかったです。
話の流れとしては、
1.主人公が再開系幼馴染(一度会っただけ)と出会う。
2.再開系幼馴染とメインヒロインは幼馴染で、メインヒロインが再開系幼馴染と主人公をくっつけようとする。
3.メインヒロインが主人公との恋心に気が付く。それと同時に主人公もいままで感じないようにしていたメインヒロインへの恋心を自覚せざるおえなくなってくる。
4.親友という建前と恋心。その中での葛藤から、すれ違い。(どうしてわかってくれないの的な状態)
だいたいこんな感じ。
エロゲだと、共通ルートでやりそうな内容というイメージ。
もしこれが、恋人同士になっていれば個別ルート前半でやりそう。
タユタマ -Kiss on my Deity-の「河合アメリ」が感覚的には近かったです。
暴力行動をしないアメリっぽいなと読み終わって思いました。
アメリ√の雨のシーンいいですよね。私は好きです。(前半言っていることと違うだろというツッコみはなしで